山梨で美味しいフレンチ [ワイン]
先日山梨へ食事しに行ってきました。
なんと贅沢な・・・・と思うでしょうが第一目的はワインセミナーが開催されるのでそれに参加するためです。「甲州種ワインを楽しむ会」というセミナーで、機山洋酒の造り手の方とワインジャーナリストの方が対談形式で日本ワイン市場におけるスパークリングワインについてあれこれ話をするというものです。
消費者サイドから見た好まれるスパークリングの味わいや価格と生産者サイドから見た
それのギャップや日本の市場における国別のスパークリングワインのシェア等、割とまじめな
話を甲州ワインをテースティングしながら聞いてきました。
日本人はスパークリングを飲む時というのはやはりお祝いごとの時が多く、フランス産の
シャンパーニュを選択する傾向がやはり多いのですが、最近は日本ワインのクオリティー
が上がったせいもあり普通の食事にもスパークリングを選択する機会が多くなってきた
という事です。
しかしそこで購入の基準になるのは「価格」であり、安くて美味しいスパークリングを飲みたい消費者と、美味しいスパークリングを造るには生産コストがかかり過ぎる(人手が必要)という生産者側の現実が日本のスパークリングが伸びない理由の一つであると結論づけられています。
実際、僕らも日本のスパークリングを良く飲みますが手頃な値段(千円台)で美味しいスパークリングを探すのは至難の業です。もっともっと成長していく為には大きな資本がもっと参入し、生産コストを下げていく事が必要ではないかと思います。
そんなこんなでこの後はミサワワイナリーの醸造責任者の方(キュートな可愛らしい女性でした)が甲州葡萄の多様性というテーマで地元NHKアナウンサーのリードの元、楽しいお話をしてくれました。
3時間程のセミナーでしたがディープな話を聞けて良かったです。
そして二つ目の目的、レストラン ミルプランタンへ~
ここは東京の某有名レストランのソムリエをされていた方が地元で開いたレストランでかねがね噂は聞いていたのですがなかなか行ける時がなかったのですが今回やっと行く事ができました。
レストランでワインをオーダーすると市販価格の2~3倍の値段がしますよね。元々はフランスでワインをサーヴするソムリエのサービスの対価として余計に支払われていた訳ですが、日本はその価格システムだけ真似をしてその中味のサービスをしてくれないところが残念ながらまだまだ存在します。
ではそのサービスとは?
「ワインを一番美味しい状態で常に提供してくれる」という事だと思います。
ワインは本当にめんどくさい飲み物で空気に触れる時間や温度が味わいを大きく左右したりします。だから経験を積んだソムリエの知識と技術でベストの状態にもっていき、キープするというサービスが必要になってきます。
前置きが長くなってしまいましたがそんなサービスをきっちりしてくれるレストランでした。
オーダーしたワインはこの二本。
ドメーヌ ルバイヤート 「甲州 シュール・リー」アンフィルタード 2009 (日本ワイン)
ある酒屋さんの為にだけ製造しているワインでそこの酒屋でしか購入できません。ゆずやレモンの香りがしますが無ろ過のため多少やぼったさ感があります。しかし決してまずい訳ではなくむしろ、味わいに厚みが出ていてこれ単体で飲んでも十分に美味しいと言い切れるワインでした。すごく美味しかった。
旭洋酒 ヒクモ・ルージュ ピノノワール&マスカットベリーA
ピノノワールとマスカットベリーA?・・・・通常ピノノワールという葡萄品種は他の品種と混ぜたりはほとんどしません。しかし・・・・・・正直むちゃくちゃ美味しかった。
日本で造るピノノワールはどうしても果実味がのらない傾向にあるので良い造り手だと薄ウマ系のワインが造られます。旭洋酒のピノノワールは日本でトップレベルのピノと思いますが果実味の部分ではやはり少しものたりない感があると考えマスカットベリーAの果実で補ったのではないでしょうかとソムリエが教えてくれました。
納得です。
香りはイチゴやベリー系の割と強い香り、そしてワイルド系な妖艶な香り、ミントなどの香りがして味わいは果実味、酸、タンニン、全ての要素のバランスがとてもよく取れているワインでした。しかし生産本数が300本前後というかなりの少量生産の為、今では買えるところはほとんどないでしょう。
そして料理。 どれもこれも全部おいしかったぁ!!!!!
【鹿(ロース&心臓、牛、鴨などのスモーク盛り合わせ】
ソムリエは「全部食べれますか?」と心配してくれましたが、「No Problem !」 完食です。
むしろどれから食べようかと大いに悩みました。
【ホタテのカルパッチョ】
ホタテに合わせたソースが自分の好みのストライクど真ん中でした!また白に良く合いました。
【フォアグラソテー】
もうなにも申すまい。赤にぴったり。至福の喜び・・・・・
【天使のエビのグリル】
これもエビとソースのマッチングが素晴らしかった!
【サーモンと白身魚のグリル?】
基本的にサーモン、特にスモークサーモンは大好物なのでこちらもあっというまに完食でした。
料理の名前が今一つ思い出せないものがあったりしてすみません。
でもどれもこれも本当に全て美味しかったです。
絶対また来ると連れとともに心に誓うのでした。
なんと贅沢な・・・・と思うでしょうが第一目的はワインセミナーが開催されるのでそれに参加するためです。「甲州種ワインを楽しむ会」というセミナーで、機山洋酒の造り手の方とワインジャーナリストの方が対談形式で日本ワイン市場におけるスパークリングワインについてあれこれ話をするというものです。
消費者サイドから見た好まれるスパークリングの味わいや価格と生産者サイドから見た
それのギャップや日本の市場における国別のスパークリングワインのシェア等、割とまじめな
話を甲州ワインをテースティングしながら聞いてきました。
日本人はスパークリングを飲む時というのはやはりお祝いごとの時が多く、フランス産の
シャンパーニュを選択する傾向がやはり多いのですが、最近は日本ワインのクオリティー
が上がったせいもあり普通の食事にもスパークリングを選択する機会が多くなってきた
という事です。
しかしそこで購入の基準になるのは「価格」であり、安くて美味しいスパークリングを飲みたい消費者と、美味しいスパークリングを造るには生産コストがかかり過ぎる(人手が必要)という生産者側の現実が日本のスパークリングが伸びない理由の一つであると結論づけられています。
実際、僕らも日本のスパークリングを良く飲みますが手頃な値段(千円台)で美味しいスパークリングを探すのは至難の業です。もっともっと成長していく為には大きな資本がもっと参入し、生産コストを下げていく事が必要ではないかと思います。
そんなこんなでこの後はミサワワイナリーの醸造責任者の方(キュートな可愛らしい女性でした)が甲州葡萄の多様性というテーマで地元NHKアナウンサーのリードの元、楽しいお話をしてくれました。
3時間程のセミナーでしたがディープな話を聞けて良かったです。
そして二つ目の目的、レストラン ミルプランタンへ~
ここは東京の某有名レストランのソムリエをされていた方が地元で開いたレストランでかねがね噂は聞いていたのですがなかなか行ける時がなかったのですが今回やっと行く事ができました。
レストランでワインをオーダーすると市販価格の2~3倍の値段がしますよね。元々はフランスでワインをサーヴするソムリエのサービスの対価として余計に支払われていた訳ですが、日本はその価格システムだけ真似をしてその中味のサービスをしてくれないところが残念ながらまだまだ存在します。
ではそのサービスとは?
「ワインを一番美味しい状態で常に提供してくれる」という事だと思います。
ワインは本当にめんどくさい飲み物で空気に触れる時間や温度が味わいを大きく左右したりします。だから経験を積んだソムリエの知識と技術でベストの状態にもっていき、キープするというサービスが必要になってきます。
前置きが長くなってしまいましたがそんなサービスをきっちりしてくれるレストランでした。
オーダーしたワインはこの二本。
ドメーヌ ルバイヤート 「甲州 シュール・リー」アンフィルタード 2009 (日本ワイン)
ある酒屋さんの為にだけ製造しているワインでそこの酒屋でしか購入できません。ゆずやレモンの香りがしますが無ろ過のため多少やぼったさ感があります。しかし決してまずい訳ではなくむしろ、味わいに厚みが出ていてこれ単体で飲んでも十分に美味しいと言い切れるワインでした。すごく美味しかった。
旭洋酒 ヒクモ・ルージュ ピノノワール&マスカットベリーA
ピノノワールとマスカットベリーA?・・・・通常ピノノワールという葡萄品種は他の品種と混ぜたりはほとんどしません。しかし・・・・・・正直むちゃくちゃ美味しかった。
日本で造るピノノワールはどうしても果実味がのらない傾向にあるので良い造り手だと薄ウマ系のワインが造られます。旭洋酒のピノノワールは日本でトップレベルのピノと思いますが果実味の部分ではやはり少しものたりない感があると考えマスカットベリーAの果実で補ったのではないでしょうかとソムリエが教えてくれました。
納得です。
香りはイチゴやベリー系の割と強い香り、そしてワイルド系な妖艶な香り、ミントなどの香りがして味わいは果実味、酸、タンニン、全ての要素のバランスがとてもよく取れているワインでした。しかし生産本数が300本前後というかなりの少量生産の為、今では買えるところはほとんどないでしょう。
そして料理。 どれもこれも全部おいしかったぁ!!!!!
【鹿(ロース&心臓、牛、鴨などのスモーク盛り合わせ】
ソムリエは「全部食べれますか?」と心配してくれましたが、「No Problem !」 完食です。
むしろどれから食べようかと大いに悩みました。
【ホタテのカルパッチョ】
ホタテに合わせたソースが自分の好みのストライクど真ん中でした!また白に良く合いました。
【フォアグラソテー】
もうなにも申すまい。赤にぴったり。至福の喜び・・・・・
【天使のエビのグリル】
これもエビとソースのマッチングが素晴らしかった!
【サーモンと白身魚のグリル?】
基本的にサーモン、特にスモークサーモンは大好物なのでこちらもあっというまに完食でした。
料理の名前が今一つ思い出せないものがあったりしてすみません。
でもどれもこれも本当に全て美味しかったです。
絶対また来ると連れとともに心に誓うのでした。
2011-02-11 16:57
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コメント(4)
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ワインとおいしい料理…
最高です♪
フォアグラって大好きです!
by ナッツ (2011-02-13 18:20)
ナッツさん、
コメントありがとうございました。
ここミルプランタンの料理は本当にどれも美味しかったですよ。
フォアグラ大好きなら是非行ってみては!(^O^)
by まろまろまね (2011-02-20 16:08)
素晴らしい!ワインのセミナー、いいですねぇ。行ってみたいです。
ワインの講習会など、新潟でもたまに開催されていますが受講料が高くて>_<
なかなか参加できません。
まろまろまねさんの記事を興味深く読ませていただきました。
スパークリングワインは、我が家でも飲む機会が確実に多くなっています。
うちは2本で1000円のカリフォルニアの「ウィリアム・ワイクリフ」が定番です。
国産のワインはほとんど飲みませんねぇ…
高いわりに味がいまいちで。。日本の風土はワイン造りに向いてないなぁって思います。
新潟市に「カーブドッチ」というワイナリーがあって、たまにいただいて飲んだりしますが、ピノ・ノワールなんかはやはり「味が薄い」って感じます。
そんな中、↑のヒクモ・ルージュが気になります!
ラベルも目を引きますね^^いつか飲んでみたいなぁ。
お料理はスモークの盛り合わせが断然気になりました!
サーモンも美味しそう~ わたしもサーモン大好きなので…
山梨のセミナー→ミルプランタンのコース、体験してみたいですー!!
by ミケシマ (2011-05-07 21:06)
ミケシマさんへ
返事がすっかり遅くなりスミマセン!!確かにワインスクール等のセミナーは高価なのでなかなか行けませんが、酒屋さんが主催だとかなり安く行ける時があります。今回は甲州市主催だったのでかなりお得でした♪
山梨はワイナリーがたくさんあるのでかなりオススメです。ミルプランタンはワインも料理も素晴らしいお店ですので機会があればぜひ行ってみて下さいね!ミケシマさんがお好みの濃い系ワインも見つかるはずです(^o^)
by まろまろまね (2011-06-28 18:12)