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秋休み のんびり新潟旅行 Day4 Part1 [旅行]

今回の旅もいよいよ最終日。
楽しい時間はあっという間に過ぎていきます[もうやだ~(悲しい顔)]

新潟市内のホテルを早々に出発して一路、カーブドッチワイナリーがある角田浜へ[車(セダン)]
この時ちょうど強烈な台風19号が日本列島を縦断していて新潟もその影響を受けていて日本海はこんな感じでした。

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何度も何度も押し寄せる荒波・・・・・風にのって海しぶきやら砂浜の砂が我らの車を容赦なく襲います[ダッシュ(走り出すさま)]これ冗談抜きで高潮がやってきたらやばいな・・・・っていう状況で晴れた日ならゆっくり走っていたであろう海岸線を猛スピードで駆け抜けるのでした(笑)

因みに晴れてたらこんな光景が見れてたみたいです・・・・・残念[バッド(下向き矢印)]

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カーブドッチワイナリーに到着する頃には雨も止み、強風のみ。しかし車のボディー表面には乾燥して残った砂が付いていて・・・・・・俺の車・・・・・大丈夫???[がく~(落胆した顔)]ギャー[exclamation]

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ワイナリーではワイナリーツアーを申し込んでいて、まずは葡萄畑を案内していただきました。ツアー参加者は・・・我々一組のみ。そうだよね・・・この台風だもの・・・[ふらふら]

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ワイナリーショップから歩いて5分程度の所に葡萄畑があります。遠くに見えるは角田山。葡萄畑から見上げる山のある風景や、広い広い葡萄畑。やっぱりこんな景色、大好きです[手(チョキ)][わーい(嬉しい顔)][手(チョキ)]ここの畑の土壌は砂質土壌との事でとても水はけが良い為、葡萄達は病気になりづらく良い葡萄がとれるそうです。しかし、その裏では水はけが良い故に、肥料も雨水と一緒に流れてしまうため追肥が欠かせなかったりと生産者の努力も大変なものです。一長一短、健全な葡萄を育てるのは本当に大変ですね。

畑の次はカーヴ内の醸造施設の案内でしたが、途中こんなホールを見せていただきました。

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ここ、結婚式の式場やプチコンサートで使用されるようです。真ん中奥の窪み(レースカーテンではないです)があるステージはここで歌う、又は演奏する音が最適な状態で反響するように設計されているのだとか・・・。ここでカラオケやってみたい・・[exclamation×2](笑)[るんるん][ぴかぴか(新しい)]

続いて醸造所の見学です。

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醸造用タンクやワインをボトルに注入する機器など設備としてはそれほど大規模な感じではないですが効率よく配置されている印象を受けました。そして樽熟成庫、瓶熟成用セラ-等案内していただいて、次はいよいよテースティングです。

スパークリング(ブラン・ド・ブラン)から始まり、シャルドネ、ケルナー、カベルネ・ソービニヨン、ピノノワールと飲ませていただきました。

【印象に残ったワイン その1】

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ボルドー系品種をブレンドしたワイン 「Bijou」

フランス語で宝石という意味らしく、一般販売はしておらずカーブドッチワイナリーのプレミアムクラブ会員に頒布されるワインとの事。とても日本のワインとは思えない旨さっぷりで、果実がしっかりして力強い感じが最初はあるのですが、飲み進めていくと不思議と飲み疲れせず、その優しい味わい故にまた一口飲んでいるというような、まさに美しい宝石に見とれて虜になっていく・・・・そんなワインでした。もう1本のBijou(左)はプチヴェルドー(ボルドーワインでよくブレンドされる葡萄)100%のワインでした。こちらはタンニンがしっかり主張していて飲みごたえのあるワインでした。どっちが好みかと言われればやはりボルドー系品種のブレンドの方でしょうか。今回は会員ではありませんでしたが台風の中、良く来てくれたって事で特別に飲ませていただきました。
ラッキー[るんるん][ぴかぴか(新しい)]

【印象に残ったワイン その2】

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ピノノワールです。これ、メチャメチャ旨かった[exclamation×2][ぴかぴか(新しい)]色調は薄いレンガ色でしょうか。香りはピノノワール特有の梅っぽいきのこみたいな香り。それにちょっとした小豆を茹でたような熟成香があります。ムムム・・・・これはどこかで飲んだ事があるようなワインです。2012年のワインなので熟成香がそれほど強くでるはずがないのですが、この少し枯れたような香り・・・・馬小屋の中の香り・・・・・・・そう・・・・
「シュペートブルグンダー」です[exclamation×2][るんるん]

シュペートブルグンダーはドイツで作られるピノノワールですが独特の香りを持っていると思っています。それは感覚的なものなのですが、イメージ的には味わいは薄く、しかし旨みがあるワインと思っています。そんな我らの好みど真ん中のワインでした。日本ワインの著しい技術力進歩には感服するばかりですが、こんな美味しいワインを造られていたカーブドッチには完敗です。いや「乾杯」ですね[exclamation×2][ぴかぴか(新しい)]

テースティングを終えて程良く食前酒となったところで(笑)ランチに出かけます。
今回のランチはカーブドッチの敷地内にある「薪小屋」さんです。

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外観も内装も山小屋のようですね。天井は高く立体感のある店内でカナダの山の麓とかにありそうな賑やかなレストランでした。

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席からは先ほど訪れた葡萄畑からみた角田山が見えます。
そしてお待ちかね地ビール[exclamation×2]あまりどっしりしていない飲みやすいビールでした。

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そしてミネストローネスープとパン。パンはもちっとした食感が美味しかったです。

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♀が注文したサンマのマリネ。丁度良い酸味に香ばしく焼いた魚の香り、トマトソースも美味しゅうございました。♂は豚肉のテリーヌでしたがこちらは普通に美味しゅうございました。

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そして締めのパスタ。♀はエビとキノコのペペロンチーニ。♂はトマトソースが美味しかったナポリタン風パスタ?。途中、パンもお代りとかしたりして流石にお腹いっぱいになりました。ビールも飲んだしね[手(チョキ)][わーい(嬉しい顔)]

お腹もいっぱいになったとこでテースティング後半戦スタートです[ぴかぴか(新しい)][わーい(嬉しい顔)][ぴかぴか(新しい)]

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「カンティーナ・ジーオセット」
広告代理店に勤められていたセトさんという方がほんのつい最近オープンしたドメーヌです。カーブドッチから歩いて5分もかからない所にあります。こちらもワイナリー見学を予約していましたのでセトさんの運転するトラックに乗せて頂いて葡萄畑を案内していただきました[手(チョキ)]

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葡萄畑の話になるとマシンガンの様にセトさんの説明が始まります(笑)
葡萄、ワイン造りに対する熱心さんが伝わってきてなんか嬉しくなって聞いてました。この頃には天気も回復してきて時折覗く青空と葡萄畑の光景はとても気持ちの良いものでした。

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ワイナリーに戻って醸造設備の説明をしていただきました。割とこじんまりとした感じです。そしていよいよテースティングです。

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先ずはビアンコ、白ワインからです。
パンフレットを見てもらってわかる通り、結構種類あります。使用されている葡萄品種は、セーベル、シャルドネ、ケルナー、ナイヤガラ、といったヨーロッパ品種が主で寒い地方で栽培される葡萄が多い感じです。
どれも個性的なワインでしたが総じて、力強いワインは少なくどちらかというと食中酒としてみんなと楽しく飲む、まさにイタリアワインのようなイメージをもちました。ただ価格帯が2千円台後半から3千円台後半と割と高めに設定されているのでもう少し価格もこなれて安くなっていく事を期待したいですね。

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続いてロッソ、赤ワインです。
葡萄の品種としてはカベルネ・ソービニヨン、セーベル、マスカット・ベリーAになります。カベルネ・ソービニヨンは決してタンニンが強い力強いワインではなく、なめらかで優しく大人しいワインでした。マスカットベリーAも我々が好きなキャンディー香がきちんと味に乗っていて飲みやすいワインでした。全体的な感想としては赤は優しい味わいでこちらも皆でワイワイしながら飲むワインというイメージでした。ただ、こちらの価格帯も白と同様の価格帯なのでもう少し安くなる事を祈ります。それともう一つ。個人的にここのワインのラベルの色使いが好きです[exclamation×2]綺麗だし、楽しくなるし、おいしそうです[わーい(嬉しい顔)]

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そして次は「ドメーヌ・ショオ」

こちらは経営コンサルタント会社に勤めてらっしゃったコバヤシさんという方がオーナーのドメーヌです。本当はワイナリーの写真とかテースティングの模様とか写真撮りたかったのですが、話しに夢中になり過ぎて撮るのを忘れてしまいました。写真はここから購入したワインを家で撮影したものです。

さてここのワイン・・・・・・・・

一言で言うならば・・・・・・

「他のワインが飲めなくなってしまうワイン」

ワインの好みというものは千差万別で人それぞれ違うものですが、これぞ我らが大好きな味わい、旨すぎて他のワインがもう飲めなくなってしまいます。ここの代表的なワインはカベルネ・ソービニヨン。決してタンニンがしっかりしている所謂ボルドータイプのワインではありません。

「出汁の利いた旨みを感じるワイン」

これが我々のドメーヌ・ショオのカベルネ・ソービニヨン、いや、ここのワイン全般で感じた味わいです。

和食料理で良く表現される「旨み」。昆布やカツオ、所謂アミノ酸系の旨みは日本料理の大きな特徴であり、欧米でも最近特に注目されている「味」です。旨い出汁が十分利いている味噌汁を飲む時に、塩辛さは不要と思います。塩辛さを抑えて出汁の旨みや素材の味を堪能できる京料理は我々の大好きな料理です。そんな楽しみ方がワインで出来てしまったのです。じっくり時間をかけてちびちびと一人で1本飲めてしまうワインでした。本当に良い出会いができました。合掌

ただ、ここのワインを飲む時は葡萄の力が強すぎるので抜栓直後に飲みきってしまわず、出来れば2日目、又は3日目に飲む事をお勧めします。我が家では飲む前日に抜栓してまた栓をしてから1日置いてから飲んでます。

そうこうしているうちにとっぷりと日が暮れてしまい、今晩宿泊予定のカーブドッチヴィネスパからここのドメーヌに電話が入ってました。「今晩宿泊予定のXXさん、そちらに居ますか?」

なんか家族が心配して遊び先の家に電話をかけてきてくれたみたいで、ちょっと可笑しかったのと、じゃー、そろそろ行きますわーと言って宿に歩いて向かうそんな瞬間がとても心地良かったです。

次回、Day4 Part2 は期待の宿、カーブドッチヴィネスパでの快適お風呂と美味しい料理です。

お楽しみに[exclamation×2]

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