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今年の夏休み(会津若松編) ~Day1~ [旅行]

以前、大河ドラマで放送されていた「八重の桜」。

戦国時代から明治時代辺りまでの歴史に凄く興味があって最近、「花燃ゆ」にもはまっている今日この頃。同じ時代なのに誰の立場に立って観るかでストーリーが全然違ってくるものですね。八重の桜では会津藩がどんなに辛い想いをしてきたのかを知りました。

「忠義」

ほとんど聞かれなくなった言葉。
そんな感覚に触れてみたくて今回は福島の会津へ行ってきました。
もっともらしい理由をつけてますが、美味しいものを求めて・・・・
そして勿論旨い酒を求めて[ぴかぴか(新しい)]

【日本酒・・・会津の酒、全部旨い[exclamation×2]

正直、日本酒はあまり詳しくはありませんが我らは辛口よりかはお米の旨みを感じられる日本酒(純米酒)が大好きな訳で・・・・・。

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【末廣酒造】

江戸年間の嘉永三年(1850年)の創業。

~末廣酒造の地酒三か条~
一、天然の旨い仕込み水
二、伝承される会津杜氏の匠
三、仕込み水と同じ水、仕込み水が湧く大地に育つ酒米

ブラインド・テイスティングによる世界最大規模のワイン・コンテストである IWC( International Wine Challenge 2007 」の SAKE部門で末廣酒造の「伝承山廃 純米末廣」が『純米酒の部』においてGoldメダルを受賞。(以上、HPより引用)

酒蔵見学してきました。

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日本酒造りに使用されている酒米。山田錦の稲の長さにびっくり。稲が長く直ぐに倒れやすく栽培しづらいのだそう・・・・・うなづける。

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米を炊いていた釜。ご飯茶碗何杯分なのだ??

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地下貯蔵庫に眠る古酒。寝かせて生まれる旨み・香りがあるのだそう。
古酒を買いに来るお客さんがいるそうでところどころ歯抜けになっているのは
買われていった跡だとか。古酒には古酒の良いところがきっとあるのでしょうね。

そして最後に案内されたのがこの酒蔵にある奥座敷。
物凄いものが飾られてましたよ。

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源 容保、会津藩9代目藩主 松平容保の直筆の書との事。
どういう意味なのか説明はありませんでしたが、忠義を尽くした男の書。
何か感慨深さや頑固さを感じます。

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こちらは野口英世の書。野口英世も福島の生まれでした。
「こうと」と読み、大きな仕事がうまくいくように計画を練るという意味だそうな。
きちんと計画立てて進めたが故に大きな偉業を成し遂げたのでしょうか。

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こちらは江戸幕府最後の将軍、徳川慶喜の書。「あいゆうせい」と読み、俗世を離れて物静かに過ごすという意味だとか。人生後半は正にこのような心境だったのでしょうね。

見学を終えて一通り試飲させてもらい買ったお酒がこちら。

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お米は「フクノハナ」という名前。昔は良く作られていたお米だったみたいですがいつのまにか姿を消していたお米。ここの杜氏が酒造りを始めた頃に出会ったお米で、今また作りたいという想いから種籾を分けてもらい数年かけてやっと稲として栽培出来るようになったお米で造ったお酒。

今まで飲んだ事の無い香りで、稲を干した時の匂いがした。
(あくまでも個人的な感想です(笑))

いうまでもなくお米の旨みがあってクラシックな正統派の味わいという感じでしょうか。
何度も続けて飲みたくなるお酒でした。

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帰り際に入口脇の仕込み水をいただきましたが、まろやかで丸く優しい水でした。


【鶴乃江酒造】

創業:1794年(寛政6年)

代表銘柄は「会津中将」。とにかく国内の鑑評会で賞をとりまくりの酒蔵です。

(平成27年度受賞履歴)
一、全国新酒鑑評会・会津中将「金賞」受賞(4年連続です)
二、福島県春季鑑評会3タイトル受賞全タイトル受賞しました!!
・「夢の香の部」⇒会津中将「県知事賞」受賞(金賞のトップです)
・「純米の部」⇒会津中将「金賞」受賞
・「吟醸の部」⇒会津中将「金賞」受賞

以上、HPより。あんまり詳しく書きすぎると酒屋さんみたいになってしまうので
これくらいにしておきますが、平成26年はも平成27年以上に賞をとっています。

こちらも見学させてもらってます。

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そんなに大きな酒蔵ではなく家族経営のこじんまりとした感じでしょうか。

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案内をして頂いた当主の方がとても気さくで優しい方で7代目との事。代々、「平八郎」を襲名していて家族の中で平八郎が何人もいたのでミドルネームをつけていたそうです。山田 平八郎 時宗 みたいな・・・・。(あくまでも例えです)でも面白い。

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とにかく蔵の中が歴史博物館のようです。
木材がいい味を出していて歴史の重みを感じます。

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蒸し釜です。うる覚えでしたがお米8石分(一升瓶800本分)入るとの事。
一石という単位、初めて聞きました。

見学終了後、お孫さんですかね、若い女性の方に「気になるものがあれば言って下さい」と言われて、一通り試飲できるものは全て飲ませてと飲兵衛炸裂で伝えるも、笑顔で試飲させていただけました。感謝です[手(チョキ)][わーい(嬉しい顔)]

本当にどれもこれも美味しいです[exclamation×2]会津中将[exclamation×2]

全部買いたかったのですが、♀に鬼のような顔で睨まれ厳選して選んだのがこれ。

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やっぱり純米酒なんだなぁ。
お米の旨み、甘みが、上品に、ふくよかに、口の中で広がって、余韻が綺麗に残る感じ。
山形の十四代というお酒は辛口でもなく、甘口でもなく、旨口ですみたいな言われ方をしていましたが、会津中将もどちらかといえば旨口なんだろうなぁ。あんまり美味しかったんで二升購入。

どっちかというと綺麗な吟醸酒系よりもお米が前面にドーーンと出てくる純米酒が好きなの
ですが、ここの大吟醸は違っていました。

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The Excellent Sake でございます。
艶のある綺麗さです。襟を正して真っ向勝負したくなる、全力でこの酒を味わいたいと思う
(わからないですよね?・・・(笑))そんなお酒です。

会津中将、本当に旨かった[exclamation×2][キスマーク]

あまりの旨さにTシャツまで買って帰りました[手(チョキ)][わーい(嬉しい顔)][手(チョキ)]

Day2 はいよいよ会津の歴史を探ります。勿論、旨いものとお酒もね。

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